ふきのとうの活動は、一人暮らしのお年寄りや子育て中の女性、介護を担っている家族など孤立しやすい人をすこしでも助ける仕組みとして、地域に「この指とまれ」と呼びかけたことから始まりました。ご利用者の自己決定と主体性を尊重し、本来持っている生きる力を引き出し、住み慣れた地域で安心して、自分らしい生活を長く続けるための支援を行います。
あゆみ
1970年代の東京世田谷。子育て中のお母さんたちが参加した子供の遊び場づくりの活動が、ふきのとうの原点です。
区民センター建設に際し「広場を残してください」と陳情書署名集めで地域を訪ね歩く中、多くの独り暮らしの高齢者と出会った経験が発足のきっかけとなりました。
いつも一人で食事をするという一人暮らしの方、二世帯同居でも子世帯と行き来がない方、閉じこもりがちで足腰が弱ってしまった方…家庭での経験を生かしながらそうした方々との交流をはかり、自他ともに向上するグループを作ろうと「老人給食協力会ふきのとう」を1983 年に設立、一人暮らしの高齢者とボランティアによる会食会が始まりました。
1996年には社会福祉法人を立ち上げ、社会福祉事業の取り組みを始めました。以来、 地域のニーズに応じ「老人給食協力会ふきのとう」として地域ボランティアによる生活支援活動を「社会福祉法人ふきのとうの会」として主に介護保険事業を展開し、住み慣れ親しんだ地域で、安心して老後を過ごせる環境づくりに貢献しています。
沿革
1983年
1月設立代表 故平野眞佐子が世田谷区へ「基本計画への地域からの提言」を提出
3月老人給食協力会ふきのとう 設立
4月日赤子どもの家跡地(世田谷区桜丘)で週1回の会食を開始
1986年
4月弦巻支部発足、週1回の配食開始
5月全国老人給食連絡協議会(後の全国老人給食協力会)発足、事務局を引き受ける
1988年
9月桜上水支部発足、月2回の会食開始
1989年
6月「老人と生きる食事づくり」(晶文社)発刊
9月毎日型食事サービス開始
1991年
4月成城支部発足、月2回の会食開始
1992年
2月ホームヘルプ事業開始
1996年
1月社会福祉法人ふきのとうの会 設立
理事長 平野眞佐子
5月デイホーム赤堤 事業開始
1998年
6月男性料理教室を立ち上げ
1999年
4月赤堤在宅介護支援センター事業開始
(2006年~松沢地域包括支援センター)
2001年
3月桜丘在宅介護支援センター事業開始
(2006年~経堂地域包括支援センター)
4月デイホーム桜丘 事業開始
2002年
10月配食サービスの調理拠点を世田谷区鎌田に移転
2004年
3月平野覚治がふきのとう代表、社会福祉法人理事長に就任
2009年
5月新規拠点の取得・整備に向けて活動開始
2011年
11月コミュニティカフェふきのとう 活動開始
2012年
11月新規拠点を竣工、法人本部を上用賀6丁目へ移転
12月ふきのとうデイホーム、サービス付高齢者向け住宅の事業開始
2014年
10月世田谷区産業表彰区長特別表彰
地域の課題を地域で解決するソーシャルビジネスの先駆けとして
2016年
4月連続講座「ふきのとう学習会」開始
運営事業
 社会福祉法人ふきのとうの会
・ 通所介護事業所
デイホーム赤堤
デイホーム桜丘
ふきのとうデイホーム
・ ふきのとうケアプランセンター
・ サービス付き高齢者向け住宅アンジェリカハイツ
・ 地域包括支援センター(世田谷区委託事業)
松沢地域包括支援センター
経堂地域包括支援センター
・ 配食サービス(世田谷区委託事業)
デイホーム赤堤
デイホーム桜丘
 老人給食協力会ふきのとう(任意団体)
配食サービス
会食会活動
男性料理教室の運営
コミュニティカフェふきのとうの運営
法人概要