理事長挨拶
ふきのとうは、一人暮らしのお年寄りや子育て中の親、介護を担う家族など、孤立しやすい人を少しでも助けるしくみを地域につくるために、1983年、世田谷の11人の主婦によってボランティアグループとして設立されました。この設立時の思いは引き継がれ、法人理念として私たちのよりどころとなっています。
法人理念
私たちは関わる全ての方の自己決定と主体性を尊重し、住み慣れた自宅や地域でできるだけ長く、
安心して暮らし続けるための支援を行います。
「地域はひとつの家族」
 一人ひとりを家族のように大切にし、本来持っている力が発揮されるよう支援をします。
「参加型福祉」
 持続可能な高齢社会のため、助け合いの地域福祉を実践します。
会の設立以来、市民が主体的に参画する会食会や配食などのサービスと、介護保険事業のデイサービスなど公的な制度事業を両輪とし、在宅福祉を推進してきました。担い手がご利用者の立場に立ち学び合いながら、本当に地域に必要な質の高いサービスを提供することをめざして取組みを続けてきたことにふきのとうの独自性があります。
日本は未曽有の超高齢社会に突入し、孤独や孤立、高齢者自身のエンパワメントが重要な課題となっています。「参加型福祉」は間違いなくその課題をとく鍵の一つだと考えます。今後も地域のニーズを的確にとらえ、超高齢社会に貢献できる法人として努力してまいります。

社会福祉法人ふきのとうの会 理事長
平野覚治