1970年代の東京世田谷。子育て中のお母さんたちが参加した子供の遊び場づくりの活動が、ふきのとうの原点です。
区民センター建設に際し「広場を残してください」と陳情書署名集めで地域を訪ね歩く中、多くの独り暮らしの高齢者と出会った経験が発足のきっかけとなりました。
いつも一人で食事をするという一人暮らしの方、二世帯同居でも子世帯と行き来がない方、閉じこもりがちで足腰が弱ってしまった方…家庭での経験を生かしながらそうした方々との交流をはかり、自他ともに向上するグループを作ろうと「老人給食協力会ふきのとう」を1983 年に設立、一人暮らしの高齢者とボランティアによる会食会が始まりました。
1996年には社会福祉法人を立ち上げ、社会福祉事業の取り組みを始めました。以来、 地域のニーズに応じ「老人給食協力会ふきのとう」として地域ボランティアによる生活支援活動を「社会福祉法人ふきのとうの会」として主に介護保険事業を展開し、住み慣れ親しんだ地域で、安心して老後を過ごせる環境づくりに貢献しています。